2020年 全米オープンテニスで準優勝したズベレフの涙のスピーチ日本語訳

テニス

2020年の全米オープンは、男子シングルス決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)がアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を下し、4大大会初優勝を飾りました。

第1・第2セットを落としながら、反撃してフルセットに持ち込み、最後は脚がつりながらもタイブレークを制して勝ったティームの闘魂はすばらしかったです。

一方、2セットを先取し、第3セットも先に1ブレークしながら、ひっくり返されたズベレフはちょっと気の毒でした。

勝った(かも)と思ったよね。

それだけに、愛する両親のことを口にしたとたん、こらえきれずに泣いてしまった気持ちもわかります。

ズベレフの準優勝スピーチが感動的だったので、取り急ぎざっと日本語に訳してみました。

YouTubeのUS Open公式チャンネルで動画が見られますのでぜひどうぞ。100%正確ではなさそうですが、英語字幕もついています。

ズベレフの準優勝スピーチ 日本語訳

どこから始めていいかわからないけど、まず、ドミニクに、4大大会初優勝おめでとう。これから何度も優勝するうちの、最初の1つになるだろうけどね。

今日は厳しい戦いだった。君がもう少しミスしてくれていたら、僕がそのトロフィーを手にするはずだったのに、こうして準優勝スピーチをすることになってしまったよ。

そしてもちろん、僕のチームに感謝したい。ずっと一緒にいてくれてありがとう。この2年は、僕のキャリアのなかでも楽ではなかった。今は間違いなく上り調子だから、いつかあのトロフィーを一緒に掲げられたらいいね。

それから……全米オープンと米国テニス協会にもお礼を言いたい。大会開催が可能とはとても思えないほどの大変な状況のなかで、大会を開いてくれたことに感謝します。この大会が開かれて、僕たちはみんな本当にうれしかった。最高の仕事をしてくれた全米オープンにお礼を言います。

今日の会場には、何人か特別な人たちが欠けている。両親にありがとうと伝えたい……

すみません(涙)……

両親はいつも僕が出場する大会に必ず来てくれるのに、残念ながら今回は、大会前に(コロナで)陽性の検査結果が出たために、僕と一緒に来られなかった。

2人に会えなくてさみしいけど……(涙)……これ、キツい……

(サーシャ:司会が助け舟)

いや、でも、負けてしまったけど、両親は自宅できっと僕を誇りに思ってくれていると思う。

いつか、家にあのトロフィーを持って帰りたい。ありがとう。

※本当にざっと訳しました。ご参考になればうれしいです。

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