なんで毎日こんなにいろいろと、やることがあるんだろう。
ちょっとした雑用ばかりだけど、やってもやっても終わらない。
気の休まるヒマがないし、がんばって終わらせても、ちっとも達成感がない。
こんなふうに感じること、ありませんか?
わたしの場合、そこに最近めっきり増えてきた物忘れも重なり、しまった!を連発。
しかも覚えているタスクでさえ、めんどくさくなって見て見ぬ振りで先送りする始末。
これではいかんなと思い、タスクをじょうずに管理できる方法を探すうち、出会ったのがバレットジャーナルです。
かくして遅まきながらバレットジャーナルデビューしたわけですが、これからその過程をお見せしていきます。
今回は準備編として、バレットジャーナルの基礎知識と、はじめるにあたって用意したものを紹介します。
バレットジャーナルとは
バレットジャーナル(Bullet Journal)は、手書きによる箇条書きノート術のこと。
Bullet(中点、中黒「・」)を活用してタスク管理をするところから、その名前がつけられました。
略して「BuJo」としても親しまれ、日本では愛好者を「ブジョラー」と呼ぶことも。
発案者はアメリカのデジタルプロダクト・デザイナー、ライダー・キャロル氏です。
特徴は、Rapid Loging(ラピッド・ロギング:高速記録)という書き方にあります。
バレット(bullet)を中心に、キー(key)と呼ばれる記号を使って、タスクを素早く箇条書きしていくのです。
家事などの細かい用事が多い主婦、仕事や育児との両立に悩む忙しい女性にぴったりの方法だと思います。
バレットジャーナルのいいところ
このノート術のいいところを紹介しましょう。
必要な道具がシンプル
バレットジャーナルに必要なのは、好きなノートとペン。これだけです!
定規もあると便利です(写真は定規としても使える、ほぼ日カズンの下敷き)。
公式手帳も販売されていますが、ゴリ押ししていなくて、それぞれ好きなノートを使えばいいというスタンスも好ましいです。
絵心がなくてもオーケー
インスタなどで、すてきなジャーナルを公開している方がたくさんいらっしゃいます。
見ているだけで楽しいし、素敵で憧れますが、センスのないわたしにはとてもムリ。
でも、じょうずに絵が描けなくてもだいじょうぶなんです。
公式サイトのサンプルなんて、ものすごくシンプルで文字だけですよ。
これならわたしにもできる!と思いました。
タスクを忘れてしまえるのがラク
細かいタスクを、思いついた端から書き出していけるからラクです。
あれしなきゃ、これもしなきゃと覚えていなくていいと、頭がすっきり。
主婦ならみんなやっている、毎日の細かい用事の終わりのない段取り。
いちいち書くほどでもないと思っていましたが、書き出してみたらすごくラクでした。
書いてるヒマなんかないと思う人こそ、一度お試しいただきたい。
好きなだけ書けるデイリーログ
書き出すだけなら、フセンでも、1日1ページの手帳でもできますが、スペースに限りがあると、どうしてもブレーキが働きます。
わたしは10年以上愛用してきたほぼ日手帳のオリジナルに、しばらく前から実験的にバレットジャーナルをつけていました。
1日1ページは日付が書いてあるのが楽ですが、スペースに限りがあるので、これは書かなくていいか、と手加減してしまいます。
バレットジャーナルだと、デイリーログは好きなだけ書き足せるから、ありったけ書き出せます。
逆にタスクがない日に、スペースを埋めようとすることもありません。
フセンは、終わったらはがして捨てるときの、やった!感が好きでした。
でも、気軽に張り替えられる分、ナマケモノのわたしはズルズルと先送りしてしまいます。
終わったらはがして捨てる方式だと記録に残らないところと、なんかフセンがもったいない意識も、もうひとつなじみませんでした。
バレットジャーナル用のノートを準備します
バレットジャーナルをはじめるにあたって、必要なのはノートとペンだけ!
ペンは手持ちがたくさんあるので、ノート2冊と2021年用の手帳を購入しました。
- ロイヒトトゥルムのA5ノート(イエロー・ドット)
- 似た感じの練習用A5ノート(ブルー・ドット)
- 持ち歩き用の薄い手帳
ロイヒトトゥルム(Leuchtturm1917)はバレットジャーナル公式サイトでもオススメされているドイツ製の高級ノートです。
このノート術に適した機能が、いろいろと備わっています。
- ノンブル(ページ番号)があらかじめ印刷されている
- インデックスページがついている
- 自由度が高く、書きやすいドット罫タイプがある
- 1年分を書き込めるたっぷりのページ数
- 長期使用に耐える頑丈なつくり
- 開いたままにしておける、糸綴り製法
- 裏写りしにくい厚手の紙
- 何かを貼って膨らんだときに留められるゴム紐つき
- 便利なしおり2本つき
- 好きな色を選べる豊富なカラー展開
迷った末に、オンラインで元気の出そうなイエローを注文しました。
テカっているのは、貧乏性でビニール包装をすぐに外さないからで(笑)、取ったらマットだと思われます。
テニスボールの色! のつもりでしたが、実物の色はやや渋め、マスタードというほどでもないけど、こっくりとした落ち着いた色目でした。
まあでも、チカチカせず、目にはやさしいです。気に入りました。
そして、いきなりロイヒトトゥルムに書けない貧乏性の小心者は、ブルーの少しお手頃価格のノートも合わせて購入。
こちらを使って、10月から今年の残り3か月で、がんがん練習していきます。
まっさらなノートを前に、どこからどう手をつけていいかわからないあなたも、一緒にバレットジャーナルをはじめてみませんか。
順を追って、「コレクション」と呼ばれる各ページを作っていきましょう。
次回は「バレットジャーナルのはじめ方(2)フューチャーログを作る」です。
わたしのノートの中身もご紹介しますね。
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