4人でダブルスをしようと思って約束していたけど、1人が都合で来られなくなってドタキャン。
集まった3人で顔を見合わせ、さて、どうしよう?
こんなときオススメの、3人で楽しめる練習があります!
基本はストロークのコンシステンシー・ドリル
以前に紹介した「テニスのストロークが安定する! 中級者にオススメのコンシステンシー・ドリル」をベースにした練習です。
ショットの決定力ではなく、ミスなく続ける安定性を高めることを目標にします。
1人の方は、振られても頑張って、安定した球を打ち返す練習になります。
2人の方も、とてもいいコントロールの練習になります。
相手の力量を見ながら、ちょうどいいところへ、ちょうどいいスピードで打ってあげないと、ぜんぜんラリーが続きませんから。
パターン別に詳しく紹介しますね。
コートの使い方
1人対2人でコートに入ります。
- 1人の方はシングルスコート
- 2人の方はダブルスコート
これを基本の守備範囲として使っていきます。
範囲をアウトしても、返せるようなら返して続けてもいいですし、そこは厳しくして、必ず入れる練習にするならそれもあり、ですね。
ドリルは4パターン
ストローク練習2パターンと、ボレー練習2パターンです。
パターン1:シングルスがクロス
1人の方は、全球をクロスに打ちます。
2人組の方は、どちらも毎回、ダウンザラインに返します。
- シングルス役はセンターマークからスタート
- ダウンザラインに来た球を、クロスに返球する
- 打ったらセンターに戻る
- ダブルス役は、クロスに来た球をダウンザラインに返球する
- これを繰り返す
- 6球~10球程度でローテーションする
繰り返しますが、誰も決めにいきません。
1人の方が振られてキツくて、決まっちゃうことはありますが。
2人の方はじょうずに手加減して、いい練習になる頃合いの球を打ってあげないと、ラリーがすぐ終わってしまいます。
1本厳しめにいったら、次はセンター寄りに。そうしないと、なかなか追いつけません。
だから2人の方も、スピードとコースをコントロールするいい練習になります。
パターン2:シングルスがダウンザライン
1人の方は、全球をダウンザラインに打ちます。
2人組の方は、どちらも毎回、クロスに返します。
- シングルス役はセンターマークからスタート
- クロスに来た球を、ダウンザラインに返球する
- 打ったらセンターに戻る
- ダブルス役は、ダウンザラインに来た球をクロスに返球する
- これを繰り返す
- 6球~10球程度でローテーションする
何度も言いますが、誰も決めにいっちゃダメですよ(笑)
1人の方は、クロスに逃げていく球を追わないといけないので、ますますキツいです。
2人の方は、そうです、ますますコントロールが大事になります。
パターン3:ボレーバージョン
1人の方は、シングルスコート(できる人はダブルスコート)の半分を守ります。
2人組の方は、シングルスコート(できる人はダブルスコート)を半分ずつ守ります。
- 全員がボレーの位置につく
- ボレーボレーする
- シングルス役は、できればコースを変えて2人に交互に返球
- 反応するので精一杯のときはボールが飛んできた方に返してもOK
- 6~10球ほどでローテーションする
ボレーの場合は、あまりコースをしばると難しくて、わたしなんかはミス連発。すぐに終了になってしまいます。
できる人はもちろん、しばりを作ったほうが練習の難易度があがりますね。
上級者であれば、ドロップショットやロブもありにすると、ゲームみたいになって楽しいかも。
パターン4:ボレストバージョン
1人の方は、シングルスコート(できる人はダブルスコート)の半分を守ります。
2人組の方は、シングルスコート(できる人はダブルスコート)を半分ずつ守ります。
- シングルス役はボレーの位置につく
- ダブルス役は雁行陣(シングルス役の正面が後衛、クロスが前衛)
- 基本は、後衛とシングルス役がストレートでボレーストローク
- シングルス役は、決められる球が来たらセンターや前衛足元などに決めにいく
- ダブルスの前衛は自分のサイドに来たボレーを返す
- 反対サイドもドロップボレーは拾いにいく
- 6~10球ほどでローテーションする
これは、ストローカー役の後衛がミスしてしまうと練習になりません。
わたしはミスが多いので、後衛の番が回ってくると緊張します(汗)
以上、4つのパターンをご紹介しました。
実は昨日、3人になってしまったのですが、1時間半ほどこの練習をしたら、全員汗びっしょりになりました。
1人の方になると走らされてすごくキツいけど、ローテーションして2人の方になると休めます。ちょっとしたインターバルトレーニングみたいになって、満足感があります。
ぜひお試しください。
ストロークの基本ドリルは「ストロークが安定する! 中級者にオススメおのコンシステンシー・ドリル」で紹介しています。
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